お隣さんとの境に、木造の古い板塀がありました。10年ほど前に腐食が激しいので撤去しました。ところが、最近になってお隣さんが、フェンスの垣根を作りました。以前は、直線であったのですが、私の敷地に越境しているようなので改善するよう申し入れましたが、対応してくれません。 そこで、航空写真を取り寄せ、昔は直線であったことを主張していますが、一向に解決いたしません。板塀を取り壊す前に、境を確認して境界線を設置しておけばと、悔やんでいます。
お隣さんとの境に境界の目印として父の代からけやきの木が植えており、お互いに、この木を中心に何の不安もなく敷地を利用してきました。
家の建替えを機に境界線の設置を考え、お隣さんに立会いをお願いしたところ、「けやきの木は、境界より6尺下がって植えたのだから境界はそちら側に 6尺寄ったところにある」と主張されました。
当時を知る父はすでに他界しています。今となっては、けやきの木を植える前の境界はどこだったのか知るすべがありません。境が決まらないので、いまだに家も立て替えられないで困っています。
境界は樹木のようなものではあてにならないことが、身にしみて分かりました。
昨年、父が亡くなり相続財産の分割をするため、畑の分筆登記が必要になりました。 分筆登記には、お隣の土地との境界の立会、確認をしなければなりませんが、私は会社勤めで畑のことはよく分からず、 また生前父から畑の境界について特に聞いてませんでした。
お隣さんとの境界立会に関して自信がなく、父が生きている間に聞いておけばよかったと悔いが残り、 悲しい思いをしました。
境界は、自分で分かっているだけでは十分でなく、永続性のある境界標を設置することで世代が変わっても 対応できるようにしておく必要があることがよくわかりました。
家の新築をするため、境界の立会いをお願いしたところ、3軒の方は、快く応じてくれましたが、
残りの北側の家では、私が家を建築すると日陰になるため、なかなか応じてくれません。
境界のことで仲たがいして、一生お隣さんと付き合いがうまくいかないことになるとは、
夢にも思っていませんでした。
こんなことなら早く境界標を設置しておけばよかったと、情けなく思う日々です。
後悔先に立たずとはよく言ったものですね。
市役所から、「道路の境界を明示するから立ち会ってほしい」という通知を受け取りました。
当日立会いをしたところ、市の担当者から「お宅の塀が道路に出ています。」
と指摘されました。
土地を取得した際、境界標があり、それにそって塀を作ったはずだと主張しましたが、
市の担当者は取り合ってくれませんでした。10年前の道路工事の際に撤去された可能性があります。
せっかく設置してあった境界標を管理していなかったために、とんでもないことになったことを反省しています。